hanetinの日記

日々の勉強のアウトプット。今は災害医療・微生物学を勉強中

リン脂質、糖脂質、コレステロールについて

リン脂質

 

リン脂質は細胞膜に最も多く存在する脂質で、脂質二重層を形成している。

脂質二重層 - Wikipedia

リン脂質にはホスファチジルコリンやホスファチジルセリン、ホスファチジルエタノールアミン、スフィンゴミエリン等があり、その中で最も多いのがホスファチジルコリンである。

ホスファチジルコリンの構造

ホスファチジルコリン - Wikipedia

特徴

 親水性部(コリンなど、リン酸、グリセロール部)と疎水性部(脂肪酸部)を持つ両親媒性分子。大抵のリン脂質は脂肪酸として、飽和脂肪酸不飽和脂肪酸を1つずつ持つ。

飽和度は細胞膜の流動性を決定する

 不飽和度が大きかったり、脂肪酸が短かったりすると脂肪酸同士の疎水性相互作用が小さくなり、細胞膜の流動性が高くなる。

 →バターやラー油などの動物性油脂は飽和脂肪酸なので流動性低く固体。

  サラダ油などの植物性油脂は不飽和脂肪酸なので流動性高く液体。

  マーガリンは植物性油脂を室温で固体にするために、水素付加して飽和脂肪酸にしている。

糖脂質

 糖を結合した脂質のことで、細胞膜の外側に存在する。

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糖鎖の機能と役割
  • 血液型の決定・・・赤血球表面の糖鎖の違いにより、A、B、O、AB型という4種類に分類
  • 感染の入り口・・・細菌やウイルスは細胞表面の特定の糖鎖を認識して体内に出入りする。
  • 白血球のローリング

 など。

リン脂質と糖脂質は細胞内外で非対称に存在している

 外側:ホスファチジルコリン(PC)、スフィンゴミエリン(SM)、糖脂質

 内側:ホスファチジルエタノールアミン(PE)、ホスファチジルセリン(PS)

外側にあるリン脂質は外部に向いているので、CM(コマーシャル)とかけて覚えました。糖脂質が外側なのは役割が分かっていれば迷わないはず。

 この非対称を作り出すのは、以下の三つの輸送分子が働くからです。

  • フリッパーゼ・・・外から内へ、PS・PMを輸送する。
  • フロッパーゼ・・・内から外へ、PC・PE・PS・SMを輸送する。
  • スクランブラーゼ・・・Caイオン依存的に脂質を両方向に輸送する。

 

コレステロール

 不飽和炭化水素の折れ曲がりの隙間を埋め、膜流動性を調節する。