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hanetinの日記

日々の勉強のアウトプット。今は災害医療・微生物学を勉強中

腸内細菌の役割

 胎児は母体内にいるときは無菌環境に存在するが、産道及び環境中に存在する微生物に曝露してはじめて体内に常在微生物叢を形成する。これは主に体表面や体腔表面に存在するが特に腸内に存在するものを腸内細菌という。一般に腸内に100種類以上、100兆個以上の細菌が存在し、糞便の半分は菌体あるいは死菌体である。

 

腸内細菌の役割
  • 常在細菌叢による病原微生物の排除

・・・侵入してきた病原菌と増殖場所や栄養の取り合いをして定着を阻害。

  • 腸管免疫系の刺激

・・・腸管粘膜からのIgA抗体産生を誘導し生体内の免疫系を活性化。

  • 食物の消化、吸収の補助

・・・食物繊維を分解し短鎖脂肪酸を合成。人の消化管は自力でデンプンやグリコーゲン以外の食物繊維である多くの多糖類を分解できない。腸内細菌が嫌気発酵することによって、一部が酪酸やプロピオン酸のような短鎖脂肪酸に変換されてエネルギー源として吸収される。

  • ビタミンの合成

・・・例えば血液凝固に関わるビタミンKを合成する。そのため抗菌薬を長期投与すると、ビタミン不足になることがあり注意が必要。

 

 

 

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